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イザヤ 31章1〜9節 2018年1月17日 |
鳥がひなを守るように、万軍の主はエルサレムを守り、これを守って救い、これを惜しんで助けられる。(5) アッスリヤのもたらす危機は小国にとって非常に大きなものでした。そのような中で人間的には、もう一つの大国であるエジプトにすがるということは当然と言えば当然であったかもしれません。エジプトには馬や戦車、多くの騎兵がいて、エジプトの保護の下にあるのだということを知れば、アッスリヤもそうそう手を出してこないでしょう。南王国ユダの王たちもそのように考えたのです。けれどもその中で、彼らは頼るべき主にすがることをしませんでした。あくまでも「エジプト人は、人であって神ではない。その馬は肉であって、霊ではない」。
イザヤははなはだしくそむいたイスラエルになおも「主に帰れ」と呼びかけます。主はまるで鳥がそのひなを守るように、イスラエルを守り、エルサレムを救おうとしておられたからです。
あの強大なアッスリヤも主に手にあって、倒れていきます。エジプトや、エジプトの武器や馬にすがったり、神以外の偶像にすがるのはとても愚かなことなのです。
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