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イザヤ 14章1〜22節 2017年12月30日 |
主はヤコブをあわれみ、イスラエルを再び選んで、これをおのれの地に置かれる。(1) イスラエルが裁かれて国を失うのは彼らの罪のゆえです。神はモーセの時代からずっとイスラエルの民に警告を発し、また度々預言者を遣わして裁きの言葉を告げてこられました。しかし、彼らは背き続けて、北王国イスラエルはアッスリヤに、南王国ユダはバビロンに滅ぼされます。しかし、主はイスラエルを再び、捕囚の地から約束の地に戻し、安息を与えて下さるというのです。これはまさに主のあわれみと御真実による恵みの御業でした。
それに対して、主はバビロンに裁きを告げられます。主は南ユダ王国の罪を裁くためにバビロンをお用いになりました。しかしバビロンは神の前に誇り高ぶり、自分の力によって覇権をとったかのように語ったゆえに、神はその偉大な都を裁かれるのです。12節以降のところで「黎明の子、明けの明星」と言われているのはルシファー(「明けの明星」の意のラテン語)という天使長のことで、高慢になった天使が地に落とされて悪魔になったという議論がありますが、直接的にはここもバビロンに対する裁きについて語った箇所です。主は高ぶる者をしりぞけられます。
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