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イザヤ 21章1〜17節 2018年1月6日 |
夜回りは言う、「朝がきます、夜もまたきます。
もしあなたがたが聞こうと思うならば聞きなさい、
また来なさい」。(12) 「海の荒野」とはバビロンのことです。ペルシャ湾やユーフラテス川のことを「海」と呼んだのだろうとされています。それはきびしい幻でした。イザヤの時代には、バビロンはアッスリヤ帝国の一地方区でしたが、やがてアッスリヤを倒して世界の覇権を握ることになります。バビロンは繁栄をきわめるのですが、やがてそのバビロンも倒れるときが来ます。
11〜12節はイスラエルの南に位置していたエドムに対する預言です。エドムはアッスリヤに敗れて、その支配下に置かれました。エドムの人々はその苦難の時代がいつ終わるのかを問います。夜回りは、夜の間、町の人々の安全を守り、あとどのくらいで朝が来るかを知っていました。夜回りは、間違いなく朝が来ることを告げます。しかし、エドムの人々は主の前に罪を悔い改めて主の救いを待つ必要がありました。
13節以降にはアラビヤに関する預言が語られます。アラビヤの人々も勇敢な戦士たちでしたが、アッスリヤに敗れようとしていました。どんな国々も皆、主の御手の中にありました。
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