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イザヤ 2章1〜22節 2017年12月17日 |
あなたがたは鼻から息の出入りする人に、
たよることをやめよ、
このような者はなんの価値があろうか。(22) イザヤが活躍したのはイスラエルの南北朝時代であり、彼は南朝ユダ王国の首都エルサレムを活躍の場としていました。確かにイザヤの時代には、南王国ユダは一応国としての体裁を保ち、また時に栄えているように見えたかもしれません。しかし、イザヤは、神はイスラエルを捨てられると語ります。彼らは周辺諸国の人々が拝んでいる外国の偶像の神々を拝むようになっていました。確かに彼らは、自分たちはきちんと主を礼拝している、と主張したかもしれません。しかし偶像礼拝は主を捨てる行為でした。また、彼らは神に信頼することを止めて、外国人と同盟を結び、外国の支援と協力の中で国を守ろうとしました。そして主に救いと助けを求めるのではなく、外国にすがって、そこから安心を得ようとしたのです。しかし、鼻から息をするものにすがるのは愚かなことです。私たちがすがるべきなのは目には見えなくても、確かに私たちと共にいて、私たちを救ってくださる主おひとりだからです。
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