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イザヤ 32章1〜20節 2018年1月18日 |
しかし、ついには霊が上からわれわれの上にそそがれて、
荒野は良き畑となり、
良き畑は林のごとく見られるようになる。(15) 背き続けるイスラエルの民に対して裁きの時が近づいていました。人間的な様々な作戦を行い、非常に繊細な大国同士のバランス感覚の中に身を置いて、国の舵取りをしていく・・・そのような中で多くの国々がアッスリヤの手に落ちて荒廃していったにも関わらず、イスラエルがなおもその国としての体裁を保っていたのは、まさに外交的な勝利であったと言えるかもしれません。しかし、主に頼るのではない道はやがては破綻していきます。栄えている町が滅ぼされ、荒廃していく時が近づいていました。
非常に厳しい宣告です。けれども同時に、主はなおもイスラエルを全く見捨てることをせず、もう一度上からご自身の霊を注ごうとしておられました。そして、主の霊が注がれる時に、荒野だった地が良き畑に、そして良き畑がさらに緑の林へと変わろうとしていました。その畑で収穫されるのは公平、正義、平和であり、平安と信頼でした。
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