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イザヤ 30章1〜18節 2018年1月15日 |
主なる神、イスラエルの聖者はこう言われた、
「あなたがたは立ち返って、
落ち着いているならば救われ、
穏やかにして信頼しているならば力を得る」。(15) イスラエルの民は国が危機の時に、自ら苦境を脱するための作戦を立て、それを実行しようとしました。本来は、主に自らの現状を訴えつつ、導きを求め、主に信頼して、その救いを待ち望むべきでした。しかし、彼らはエジプトに助けを求め、エジプトの庇護にすがることによって自分たちを守ろうとしたのです。しかじ、エジプトは全く頼りにならず、彼らを救ってくれないでしょう。
主はおっしゃいます。あなたの力の源は私なのだ、立ち帰ってわたしにすがるならあなたは救われる、と。しかし、イスラエルの民はそれでも、主ではなく、エジプトにすがり、エジプトの馬にすがろうとしました。しかし、それはかえってイスラエルに滅びをもたらす道でした。主は、なかなかご自身のもとに立ち帰ろうとしないイスラエルの民をそれでも待っておられました。そしてイスラエルの民が立ち帰って来るなら、あわれみ、救おうと待ち構えておられたのです。
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イザヤ 30章19〜33節 2018年1月16日 |
シオンにおり、エルサレムに住む民よ、あなたはもはや泣くことはない。主はあなたの呼ばわる声に応じて、必ずあなたに恵みを施される。主がそれを聞かれるとき、直ちに答えられる。(19) イスラエルの民が主に祈るなら、主は直ちに答えようとしておられます。主はわたしたちの祈りを聞き逃されることは決してありません。主は私たちの進むべき道を、
「これが道だ、これに歩め」と私たちに分かるように示し、私たちを導いてくださいます。
主は私たちのために必要な雨を降らせ、豊かな実りを与えてくださいます。どんなに深い傷を負っていたとしても、その傷もいやされます。主ご自身がイスラエルと敵する者たちと戦われます。そして、神を礼拝する民が喜びの歌を歌いながら主の山エルサレムに上ってくるのです。
それはすべて、私たちが神以外のものにすがるのをやめて、神に信頼し、求めるかどうかにかかっています。もちろん、人間の知恵も財産も主が与えられたよいものです。しかし、それらが神の代わりになり、神にすがる歩みの代わりになってしまうとしたら神の豊かな祝福を失うことになってしまうでしょう。
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