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イザヤ 16章1〜14節 2018年1月1日 |
一つの玉座がいつくしみによって堅く立てられ、
ダビデの幕屋にあって、さばきをなし、公平を求め、
正義を行うに、すみやかなる者が
真実をもってその上に座する。(5) モアブに対する裁きの言葉が続きます。モアブはイスラエルが約束の地に入って行こうとするときに、それを妨げ、バラムを雇って、イスラエルを呪わせようとし、またイスラエルの民を迷わせて偶像礼拝に引き込んで、イスラエルに災いをもたらしました。そのゆえに、モーセはモアブ人たちが主の会衆に加わることを禁じたほどです(申命記二三3〜4)。しかし、後にはモアブの女ルツは姑ナオミと一緒にベツレヘムに帰って来て主にすがったゆえに主の祝福をいただき、ボアズとの結婚を通してダビデ王の先祖となっています。ただモアブとイスラエルの間にはその後も多くの確執があったのでしょう。神はモアブの高ぶりを裁かれます。
もちろん、イスラエルがモアブよりもましだったかというとそうではなかったと思います。しかし、神の選びとあわれみによって、ダビデの血筋から一人の王が立てられるとイザヤは語ります。正義と真実を行われるお方として主は来てくださったのです。
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