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イザヤ 51章1〜23節 2018年2月13日 |
主にあがなわれた者は、歌うたいつつ、シオンに帰ってきて、そのこうべに、とこしえの喜びをいただき、彼らは喜びと楽しみとを得、悲しみと嘆きとは逃げ去る。(11) 「あなたがたの切り出された岩と、掘り出された穴とを思い見よ」・・・どのようなところからイスラエルの民がスタートしたかもう一度考えてみるようにとイザヤは語ります。イスラエルの民の先祖はアブラハムとサラです。彼らは歳を重ねて、もう子どもなどできないという歳になってから、主の恵みによって子どもが与えられました。それがイスラエルの民の祝福の原点でした。ヘブル人への手紙の記者はアブラハムのことを「死んだと同様の人」とさえ言います(十一12)。どんなに苦しい荒野を通るような経験をイスラエルの民がしたとしても、主は慰めを与え、喜びと楽しみとを与えてくださいます。主の救いの約束は、バビロン捕囚からの解放において、また主イエスによってもたらされた罪からの解放において、実現して行きます。悲しみと嘆きの中にいた者たちが、喜びと楽しみとを与えられて、踊るようにして、主の御前に戻って来るのです。
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