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イザヤ 28章1〜29節 2018年1月13日 |
それゆえ、主なる神はこう言われる、
「見よ、わたしはシオンに一つの石をすえて基とした。
これは試みを経た石、堅くすえた尊い隅の石である。
『信ずる者はあわてることはない』。(16) エフライムとは北王国イスラエルを支えた中心的な部族のことです。「エフライムの酔いどれ」という言葉は北王国の指導者たちが自分のなすべき職務を放りだして放蕩にふけっているさまを表しています。しかも、本来は主のおきてを教え、民を指導すべき祭司や預言者までもがそのような状態でした。
主はいろいろな方法でイスラエルの民に「これが安息だ」と救いの道を示されたのですが、イスラエルの民は主の呼びかけを聞こうとしません。けれども主はそんなイスラエルの民をもなおも見捨てず、救いの道を備えてくださいました。それは救い主を遣わすことによる救いでした。「シオンにすえられた石」「尊い隅の石」と語られたいるのがその救い主です。この「隅の石」である救い主が堅くすえられることにより、その岩を土台として、神の民が建て上げられていくのです。この救い主に信頼する人はあわてることはありません。
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