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エゼキエル 17章1〜24節 2018年5月24日 |
主なる神はこう言われる、「わたしはまた香柏の高いこずえから小枝をとって、これを植え、その若芽の頂から柔かい芽を摘みとり、これを高いすぐれた山に植える」。(22) 二羽の大わしのたとえが語られます。3節に出てくる最初の大わしはバビロンのことです。バビロンの王はエルサレムにやって来て、その王や有力者たちをバビロンに連れ去っていきました。残された民の中でイスラエルの最後の王となったゼデキヤは、バビロンに依存しながら、なんとか国としての体裁を守っていきます。しかし、ゼデキヤ王は、第二の大わしにたとえられているエジプトにすがろうとします。ゼデキヤ王はエジプトと組むことによって多くの馬と兵士を手に入れて、国を守ろうとしたのです。しかしそれはバビロンに対する裏切り行為でもありました。
エゼキエルと共にすでにバビロンに捕らえ移されている人々の中には、ゼデキヤ王を中心にしてイスラエルが再び栄えて、バビロンから自分たちを解放してくれる、と期待していた人々もいたことでしょう。彼らの期待はかないませんでした。しかし、主はユダヤ人たちを再び植えようとしておられました。
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