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エゼキエル 29章1〜21節 2018年6月6日 |
エジプトの王パロよ、見よ、わたしはあなたの敵となる。
あなたはその川の中に伏す大いなる龍で、
『ナイル川はわたしのもの、
わたしがこれを造った』と言う。(3) エジプトの繁栄はナイル川によってもたらされていました。ナイル川は豊かな水量を誇り、またエジプトの農耕を支えました。また毎年起こるナイル川の氾濫は、上流から肥沃な土を下流にもたらしました。まさにエジプト人にとってナイル川は誇りであり、また生命線でした。エジプトの王は確かにバビロンに並ぶ大きな権力をもって国々に影響力をふるっていました。そしてエジプトの王は、自らを神とし、「ナイル川はわたしのもの、わたしがこれを造った」と豪語しました。しかし、パロは神ではありませんでしたし、また創造者ではありませんでした。そしてエジプトの王も民衆も、パロが神ではなく、歴史を支配し、国々を治められる主なる神がおられるのだということを知らなければなりませんでした。エジプトは打ち破られ、国々の間に散らされます。そしてやがて再び元に返されるけれども、以前のような繁栄を誇ることはできない・・・主がエゼキエルを通して語られた通りになったのでした。
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