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エゼキエル 23章1〜49節 2018年5月31日 |
それゆえ、主なる神はこう言われる、あなたはわたしを忘れ、わたしをあなたのうしろに捨て去ったゆえ、あなたは自分の淫乱と淫行との罪を負わねばならぬ。(35) ここでは、一人の母親から生まれた姉妹のたとえが語られます。このたとえ話を聞く人々は一様に、ひどい姉妹だと非難したかもしれません。しかし、それは、まさにイスラエルの人々の姿であり、特に、南王国ユダの人々への警告でした。母親はもともと一つであったイスラエルを表し、二人の姉妹アホラとアホリバはサマリヤとエルサレム、すなわち、サマリヤを首都とした北王国イスラエルとエルサレムを首都とした南王国ユダをあらわしています。この姉妹は共に主のものでしたが、神を捨てて偶像にすがったり、アッスリヤやバビロンにすがり、これに頼ったのでした。これはまさに主を愛し、主に頼り、主に従うべきだった彼らにとって浮気であり、姦淫だったのだと言うのです。
私たちも、また私たちを愛し、私たちに愛を求めておられる主を後ろに捨て去り、主以外のものに頼って生きるとしたら同じことです。主の愛の中にいつもとどまり、生きる者でありたいと思います。
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