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エゼキエル 2章1〜8節 2018年5月9日 |
彼らが聞いても、拒んでも、あなたはただわたしの言葉を彼らに語らなければならない。(7) エゼキエルは捕囚の地バビロンにおいて主の言葉を聞きます。バビロン捕囚は何度かに分けて行われており、実際にエルサレムが陥落し、南王国ユダが滅亡するのは、エゼキエルが捕囚になってから約十年後になります。すでに捕囚の地に引いて行かれた人々がいました。しかし、そんな捕囚の民の一人であったエゼキエルに、主は語られました。主のみ声を遠い捕囚の地で聞くということは、エゼキエルにとってどんなに思いがけなく、また大きな慰めだっただろうかと思います。まず預言者は、神の言葉を聞かなければなりません。
しかし同時に、神はエゼキエルに、聞いた言葉を語るようにと求められました。そして、エゼキエルは捕囚の民の中で主の言葉を語ることになります。ただ、エルサレムで語っていたエレミヤがそうであったように、捕囚の地で語ったエゼキエルも人々から受け入れられないことが多かったでしょう。それは彼が聞いたメッセージが人々の聴きたかったメッセージではなかったからです。しかし、人々が聞いても拒んでも、彼は語ったのです。
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