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エゼキエル 6章1〜14節 2018年5月13日 |
わたしは、あなたがたのある者を生かしておく。あなたがたが、つるぎをのがれて国々の中におり、国々に散らされる時、あなたがたのうちののがれた者は、その捕え移された国々の中でわたしを思い出す。(8〜9) イスラエルがカナンの地、主が約束された乳と蜜との流れる地に入って行った時に、その地の先住民たちは多くの偶像を拝んでいました。そういった偶像の祭壇があったのが、「高き所」と呼ばれる場所でした。青木の下、繁ったかしの木の下、と言われているのも、同じです。主がエルサレムに神殿を作られてからは、他の場所で礼拝することは禁止されたのですが、そのような高き所が主を礼拝する日常的な場所として用いられるということがあったのでしょう。ただ、やがてはそれらの高きところは偶像の神々を礼拝する場所となり、また主の宮の中にもそのような偶像が置かれるようになっていくのです。しかし、そのような偶像、そして偶像を礼拝する場所としての高き所は倒されていく・・・そして、「わたしを思い出す」「わたしが主であることを知るようになる」。裁きの向こうに、もう一度主を知る、という回復が備えられていたのでした。
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