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エゼキエル 21章1〜32節 2018年5月29日 |
ああ破滅、破滅、破滅、わたしはこれをこさせる。わたしが与える権威をもつ者が来る時まで、その跡形さえも残らない。(27) 主はエゼキエルに対して、エルサレムに対する裁きを告げられます。その当時、エルサレムに残されている人々も、また捕囚の地に連れてこられた人々も、エルサレムに対する根拠のない安心感を持っていました。確かに主は、その町を聖別し、その町に永遠にご自身の名を置くとおっしゃいました。しかし、それは罪を犯しても、神に背いても大丈夫ということではありませんでした。イスラエルの民は神に選ばれた聖なる民として、神の聖を表さなければならなかったのです。
エルサレムに破滅の時が迫っていました。その麗しい都が跡形もなく滅ぼされてしまう時が来ようとしていました。ただ同時に主は、エゼキエルを通して、その破滅の時に終わりがあることも示しておられました。「わたしが与える権威をもつ者」。その方はメシヤです。その方は、正しい徹底した裁きを行われるお方であると共に、その権威をもって世を治めて下さる救い主でもあるのです。
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