バックナンバー
|
エゼキエル 27章1〜36節 2018年6月4日 |
人の子よ、ツロのために悲しみの歌をのべ、海の入口に住んで、多くの海沿いの国々の民の商人であるツロに対して言え・・・(2〜3) ツロに対する悲しみの歌です。ツロは非常に美しい町でした。「わたしの美は完全である」と自ら誇るのも無理はなかったことでしょう。世界中から多くの舟がやって来ました。多くの高級品がそこに集まって来ました。そして、ツロはその交易によって巨額の利を得ていました。世界の宝はそこに集まり、多くの国々がツロで取り引きすることを望みました。
しかし、人々がたたえ、また自らも誇るところのその美しく堅固な町が恐るべき終わりを告げ、永遠に失せ果ててしまったのです。一体が誰がそのようなことを想像できたでしょうか。しかし、聖書は目に見える繁栄が実に虚しいもの、一時だけのものであることを繰り返し告げます。アッスリヤも、バビロンも、そしてツロも、そして後に、あのローマでさえも滅んでいきました。私たちはどんなに栄えたとしても謙虚さを失ってはいけません。変わることがないのは神とその御言葉だけです。
|
|
|