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エゼキエル 9章1〜11節 2018年5月16日 |
町の中、エルサレムの中をめぐり、その中で行われているすべての憎むべきことに対して嘆き悲しむ人々の額にしるしをつけよ。(4) 神の栄光が、神殿の至聖所に安置されていた神の箱の上に据えられていたケルビムのところから立ち上がって、宮の敷居のところまで来ていました。神の栄光が神殿を去ろうとしていたのです。確かにその神殿は四百年にわたって主に対する信仰の象徴であり、また祈りの場でした。その神殿はイスラエルの人々の誇りでした。しかし、どんなに立派な建物も、主がそこにおられなかったら何の意味もありません。
神の裁きがエルサレムにも迫っていました。しかし、そのような中で、主は罪を憎み、また嘆き悲しむ人々にしるしをつけ、守られたのでした。罪を罪として認めることはとても大切です。ただ罪を犯す人々を非難し、批判する以上に、神の思いを自分のもののようにして受けとめ、悲しみ、嘆く人を主は求めておられます。それは罪を憎むと共に、罪を犯し続ける人々に対して滅びが迫っていることを覚えて、悲しみ、泣く人です。
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