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エゼキエル 30章1〜26節 2018年6月7日 |
その日は近い、主の日は近い。(3) 「その日は近い」・・・それはエジプトに対する神の裁きの時でした。エジプトが滅びるとは誰も思っていませんでした。だからこそ、エジプトと同盟を結ぶ国々が多くあったのですし、また、バビロンの脅威に悩む国々の多くがエジプトに頼ろうとしたのです。そしてイスラエルもまたエジプトにすがろうとした国の一つでした。しかし、エジプトはイスラエルがすがるべき相手ではありませんでした。エジプトは決して永遠に変わらない存在ではなく、また大能の存在ではありませんでした。エジプトは滅びようとしていました。そしてエジプトを裁かれたのは、主でした。
エジプトを滅ぼそうとしていたのはバビロンです。しかし、それはエジプトよりもバビロンが強かった、ということではありません。エジプトを裁かれただけでなく、神はバビロンもその手の中に置いておられました。バビロンを強くしたのは主でした。イスラエルが見つめ、頼るべきなのは、まさにこの主なるお方でした。エジプトの滅びはまさに、エゼキエルに語っておられる神こそが世界を治める主であることを示していました。
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