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エレミヤ 52章1〜34節 2018年5月1日 |
こうしてエホヤキンは獄屋の服を脱いだ。そして生きている間は毎日王の食卓で食事し、彼の給与としては、その死ぬ日まで一生の間、たえず日々の必要にしたがって、バビロンの王から給与を賜わった。(33,34) エレミヤが語っていた通りのことがエルサレムに起こりました。エレミヤはゼデキヤ王に、バビロンに降参して生きるように、との主の言葉を何度も伝えていました。しかし、彼は人を恐れたために主の言葉に従おうとせず、様々な人間的な手段に頼り、またそれもうまくいかなかったときに、彼は民とその町を捨てて、落ち延びようとしたのでした。ゼデキヤは最後まで、主に従うという決断ができなかったのです。ゼデキヤは目の前で子どもたちを殺され、目をつぶされて、バビロンに捕虜として引いて行かれました。
しかし、ゼデキヤに先立って同じように捕囚の民としてバビロンに引いて行かれたエホヤキンはやがて獄屋から引き出され、王の食卓で食事し、また日々の必要をバビロンの王から与えられたのでした。それは歴代志下の最後のところにも書かれていたことでしたが、やがて来る神のゆるしと救いを暗示させることでもありました。
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