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エレミヤ 37章1〜21節 2018年4月12日 |
ゼデキヤ王はセレミヤの子ユカルと、マアセヤの子祭司ゼパニヤを預言者エレミヤにつかわして、「われわれのために、われわれの神、主に祈ってください」と言わせた。(3) ゼデキヤ王は南ユダ王国の最後の王でした。彼もその家来たちも、またその地の人々も、エレミヤを通して語られた主の言葉に聞き従おうとはしませんでした。ただ同時に、ゼデキヤ王はエレミヤのうちには他の預言者たちにない真実なものがあることもおそらく分かっていたことでしょう。王や人々のご機嫌を取りながら、みんなが喜ぶ言葉を語っていた預言者たちは人気はあったかもしれませんが、冷静になって考えるときに、真実さがないことに気づいただろうと思います。ですからゼデキヤ王は地下の獄屋に監禁したエレミヤに「主から何か御言葉があったか」と問うたのです。エレミヤは王に対しても正直に主が語られた言葉を語りました。それは耳に痛いことでした。しかし、王はエレミヤの言葉にこそ真実があることを知ってたのです。ただ残念なことは、それを知りながらも、王は自ら悔い改めて主に従うことをせず、また民にそのことを勧めることもなかったのです。
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