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エレミヤ 48章1〜47節 2018年4月23日 |
モアブは滅ぼされて、国を成さないようになる。
主に敵して自ら誇ったからである。 (42) モアブは死海の東側に広がる国でした。荒野から約束の地へと進んで行こうとしていたイスラエル民族を阻み、災いをもたらそうとした民として、モーセの時代からモアブに対しては厳しい言葉が告げられていました。しかし同時に、主の呪いの下に置かれていたモアブの女であっても、主にすがって生きようとしたときに、主はその女を救い、その女をイスラエルの偉大な王ダビデの先祖として用いられたのでした。ルツがその女性です。ただその後もモアブとイスラエルの間にはいろいろな衝突があったようです。
モアブは非常に誇り高い民族でした。彼らは「われわれは勇士だ、強い戦士だ」と誇っていました。卑屈になる必要はありませんし、健全な自己肯定感を持つのもとても大切なことです。ただ私たちの肯定感は、神に肯定されているところから来るところの肯定感であるべきです。高慢で尊大であったモアブは思いもよらない滅びを経験することになりました。けれども主は同時にそのモアブにも終わりの日の回復を約束されたのでした。
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