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エレミヤ 46章1〜28節 2018年4月21日 |
主は言われる、わたしのしもべヤコブよ、恐れることはない、わたしが共にいるからだ。わたしはあなたを追いやった国々をことごとく滅ぼし尽す。しかしあなたを滅ぼし尽すことはしない。(28) この四六章はエジプトについて主がエレミヤに語られた預言の言葉です。ヨシヤ王の時代にエジプトのパロ・ネコはエジプトからバビロンに大遠征をかけます。その途中、パロ・ネコに勝負を挑んだイスラエルのヨシヤ王を倒すのですが、パロ・ネコは結局バビロンとの戦いに敗れてしまいます。そして、このところでは、エレミヤは、今度はバビロンの王がエジプトまで攻めて来て、エジプトが倒されることを告げたのでした。どんなに大きな国も主の裁きに耐えることはできません。
しかし同時に、エレミヤはエジプトの再興についても語り、イスラエルの民が捕らえ移された地から救われ、帰って来て、おだやかに、安らかに住むようになることを告げられます。裁きの中で、イスラエルの民は神が自分たちを見捨て、自分たちを離れてしまわれたと感じていたことでしょう。しかし、主は裁きの向こうにいる民に対して、「わたしが共にいる」とまた語られたのでした。
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