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エレミヤ 8章1〜22節 2018年3月8日 |
どうしてこの民は、常にそむいて離れていくのか。(5) 神に背いて歩んでいたのは、一般民衆だけではありませんでした。王もつかさたちも、祭司たちも預言者たちさえも太陽や月、星々を拝んでいました。神はどこかで彼らが踏みとどまって、悔い改め、神に立ち帰って来ることを期待しておられたことでしょう。しかし、季節が変わり、年が変わっていっても、彼らは神から離れていくばかりでした。彼らは自分たちは間違っているかもしれないと自分を顧みることなく、自分たちには知恵がある、と自分の知恵や才能にすがり、まるで危機感を持っていませんでした。
けれども確実に滅びが迫っていました。恐怖と滅びとが臨もうとしていました。ここで、エレミヤがしていたのは預言者として、人々の罪を指摘し、神の裁きを強面で告げるということだけではありませんでした。エレミヤは深い嘆きと悩みを感じ、心を痛めつつ語っています。
しかし、それは単にエレミヤだけの嘆きではありませんでした。まさにエレミヤは神の嘆き・悲しみを共に負っていたのです。
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