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エレミヤ 28章1〜17節 2018年3月31日 |
平和を預言する預言者は、その預言者の言葉が成就するとき、真実に主がその預言者をつかわされたのであることが知られるのだ。(9) アズルの子ハナニヤは、すでに捕らえ移されていた捕囚の民が二年のうちに帰ってくる。持ち去られた主の宮の器も戻される、と預言しました。それは聞いていたエルサレムの人たちにとっては、それが本当だったらとてもうれしい話でした。そして人々はエレミヤの言葉よりも、ハナニヤの言葉が成就するようにと願ったことでしょうし、ハナニヤの話に耳を傾け、そしてその言葉を信じると言ったことでしょう。
けれどもエレミヤは警告します。昔から預言者はある意味、災いと裁きとを語り、人々に悔い改めを迫りました。神の正義や裁きを語らず、悔い改めを語ることなく、大丈夫、あなたは救われると語るハナニヤにはある意味、危うさがありました。そしてそれは主がエレミヤに語っておられたメッセージとは違うものでした。エレミヤはハナニヤに対しても神の裁きを語りました。ハナニヤに与えられた最後の悔い改めのチャンスでした。しかし彼はそのチャンスを用いようとしませんでした。
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