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エレミヤ 12章1〜17節 2018年3月12日 |
わたしは、彼らを抜き出したのちに、また彼らをあわれんで、それぞれその嗣業に導き返し、おのおのを、その地に帰らせる。(15) エレミヤは主の言葉を語りながら、自分の心の中にあった疑問を神に投げかけます。それは「悪人の道が栄え、不信実な者が繁栄するのはなぜか」ということでした。罪を犯し続けている人々が、勝ち誇り、栄えているように見えるのはなぜでしょうか。ある意味、エレミヤは神に従ってその言葉を語る自分がはずかしめられ、悪を行い続けている人々が大きい顔をしていることに、ある種の疲れを感じ始めていたのかもしれません。
主は、エレミヤの問いに対して、確かに悪を行い続ける者たちには裁きの時が近づいていることを告げられます。ただ、イスラエルの民の滅びの時に、調子に乗ってイスラエルの弱みにつけ込むような民に対しても、主は公平な裁きを約束してくださいました。神は怒り、また正しく裁いてくださるお方です。しかし、同時に、主はあわれみに満ちてたお方で、再びその民を嗣業の地に帰らせて下さるということも主は約束してくださったのでした。
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