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エレミヤ 49章1〜22節    2018年4月24日

あなたのみなしごを残せ、
わたしがそれを生きながらえさせる。
あなたのやもめには、わたしに寄り頼ませよ。(11)

 今日の箇所ではアンモンとエドムのことについての預言が語られています。アンモンはヨルダン川の東側、モアブの北に住んでいました。エドムは死海の南側に住んでいました。アンモンもエドムも、イスラエルに度々災いをもたらしました。しかし主はアンモンやエドムに対しても災いを告げられます。勇士たちも恐れて力を失ってしまいます。村々は焼かれ、町々は荒れ塚となるでしょう。ただ主はそのような中にあっても、アンモンを再び栄えさせると約束されました。またエドムのみなしごややもめたちが生かされていくことが語られます。男たちが死んで、孤児となった子どもたちが生きながらえ、寡婦となった妻たちが、他にもう頼るところがないという中で主に寄り頼むことを許され、生きていくのでした。主は確かに罪を裁かれるお方です。しかし、同時に、悔い改めて、ご自身に身を寄せる者たちを必ず救ってくださるのです。

エレミヤ 49章23〜39節    2018年4月25日

万軍の主はこう言われる、「見よ、わたしはエラムが力として頼んでいる弓を折る。(35)

 ダマスコはイスラエルの北東にあったシリヤの首都、ケダルはアラビア半島の北西部、ハゾルはイスラエルの北方、そしてエラムはチグリス、ユーフラテスの河口に近い地域でした。シリヤのようにイスラエルと国境を接している国もあれば、離れた国々もあります。聖書の神は決してイスラエルだけのローカルな存在ではありません。確かに主はイスラエルの民を選び、ご自身の民として救い、導かれましたが、同時に、この神はすべての国々の神なのです。すべての国々は皆、このお方の手の中に置かれています。
 エラムはバビロンと国境を接する強国でした。そしてエラムの人々が自分の弓を誇り、自分の軍事力に頼るのはある意味、当然のことだったでしょう。しかし人に頼ったり、武器に頼ったり、財力に頼ったりするのはとても愚かなことです。それはいざという時には全く頼りにならないのです。一つの国の栄えるのも滅びるのも、このお方の御手の中にあります。私たちはこの世界を治めておられるお方にすがるのです。



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