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エレミヤ 32章1〜44節 2018年4月7日 |
見よ、わたしは主である、すべて命ある者の神である。わたしにできない事があろうか。(27) ゼデキヤ王の第十年とは、エルサレム陥落の前年です。エレミヤは王の宮殿の内に監禁されていました。エレミヤがエルサレムはバビロンの王ネブカデネザルの手に落ちると語っていたからです。しかしそのようなタイミングで、エレミヤのおじシャルムの子ハナメルが、ベニヤミンの地のアナトテにある土地を買って欲しいと話を持ってきます。エレミヤは神の声を聞いて、その土地を買うことになります。そしてその買収証書を土の器に入れて保存したのでした。
ただバビロンの脅威が迫ってくる中で土地を買う人などいません。土地を買っても、バビロンに没収されてしまうでしょう。土地の証書があったとしてもそれにどんな意味があるでしょう。神に従いながらもエレミヤは「なぜ」と、問いかけます。
しかし、主はやがて再び、畑の売り買いをする日が来る、と約束されました。そしてエレミヤに問われるのです。「わたしにできないことがあろうか」。
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