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エレミヤ 47章1〜7節 2018年4月22日 |
これは、ペリシテびとを滅ぼし尽し、
ツロとシドンに残って助けをなす者を
ことごとく絶やす日が来るからである。(4) 主はペリシテ人についても裁きを告げられます。ペリシテとは今のイスラエルのパレスチナ自治区の一つである、ガザ地区にあたる地区で、イスラエルの南西の地中海に近い地方のことです。ガザやアシケロンはペリシテの町々です。ペリシテ人とイスラエルとの間には長い期間にわたって戦いがありました。
ペリシテ人は危機の時代の中で、ツロやシドンに助けを求めます。ツロやシドンはペリシテよりも北側の地中海沿岸の諸都市で、地中海貿易で栄え、多くの富を持っていました。ペリシテ人たちが、ツロやシドンにすがるのは当然なこととも言えます。しかし、主は、イスラエルに裁きをもたらすだけでなく、ペリシテに対しても、またツロやシドンに対しても滅亡を告げられます。どんな富や軍事力も、いざという時に私たちを救うことはできません。世界を治め、今も歴史を支配しておられる主だけが本当の救いをもたらすことができるのです。
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