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創世記 45章 1〜15節 2015年5月9日 |
神は、あなたがたのすえを地に残すため、また大いなる救をもってあなたがたの命を助けるために、わたしをあなたがたよりさきにつかわされたのです。それゆえわたしをここにつかわしたのはあなたがたではなく、神です。(7〜8) ユダが自分の身をていして弟ベニヤミンのためにとりなしているのを見たとき、ヨセフはそれ以上自分を隠しておく必要がないことを知りました。そして、「わたしはヨセフです」と告白したのでした。兄たちはそのことを聞いた時、唖然としたことでしょう。とても信じられないことです。この時点でヨセフは四十歳前後。十七歳の時にエジプトに売られてから二十年以上がたっています。ヨセフには本当に悪いことをしたと思いながらも、そこにいるエジプトのつかさがヨセフだとは・・・。そして、それは兄弟たちにとって大きな恐れにつながることでした。ヨセフの言葉一つで自分たちの命はないのです。
しかし、ヨセフは兄たちに親しく語りかけます。神は自分たち一族を救うためにヨセフを先に遣わされたのだ。ヨセフは自分が兄たちの悪意に満ちた行動を越えた神の摂理の中にいることを知っていたのです。
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創世記 45章 16〜28節 2015年5月10日 |
家財に心を引かれてはなりません。エジプト全国の良い物は、あなたがたのものだからです。(20) ヨセフの家族がやってきたという知らせを、エジプトの王パロをはじめ、エジプトの人々はとても大きな喜びをもって受けとめました。ヨセフ自身がエジプトの国でとてもよい証しを立てていたしるしでもあるでしょう。パロはヨセフに父親と家族をエジプトに連れて来るようにと語ります。手ぶらで来ていい。エジプト中のすべてのものはあなたがたのものだ。自分の持ち物を手放すというのは時に決して易しいことではありません。しかし持ち物が多いと旅がしにくくなります。身軽な方が良いのです。心配はいりません。主もまた、いつも私たちのためにさらによいものを備えていてくださいます。そして、やがて、私たちは何も持たないでこの地上を去って行きます。しかし、私たちが迎え入れられる神の御国には、豊かな養いがすでに備えられているのです。
ヨセフのことを聞いたヤコブもとても信じられない思いでした。しかし、主は私たちのために、とても信じられないような恵みの業をしてくださるのです。
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