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創世記 34章1〜31節 2015年4月12日 |
デナの兄弟シメオンとレビとは、おのおのつるぎを取って、不意に町を襲い、男子をことごとく殺し、またつるぎの刃にかけてハモルとその子シケムとを殺し、シケムの家からデナを連れ出した。(25〜26) その地のつかさハモルの息子シケムは、ヤコブの娘デナを見て、彼女を自分の家に引き入れ、辱めます。ただ、シケムはデナを深く愛していました。しかし、シケムがデナにしたことは、決してあってはならないことでした。そのような中にあって、ヤコブは黙っているのですが、デナの兄弟たちは激怒します。
特にその中心になったのはデナの兄であった次男シメオンと三男レビでした。彼らは策略をめぐらします。そして、シケムの人々が力が出せないような状況の中で、シケムの町を襲い、男子をことごとく殺し、また町を略奪します。
ヤコブは自分の息子たちがしたことを聞いたときに言葉を失い、頭を抱えます。その地の人々がこのことを聞いて、自分たちに襲いかかったら、自分たちはひとたまりもないでしょう。怒りにまかせて行動したシメオンとレビは、長男ルベンが長子の特権を失ったときにも、その権利の継承者となることはできませんでした。
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