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創世記 10章1〜32節 2015年2月8日 |
クシの子はニムロデであって、このニムロデは世の権力者となった最初の人である。彼は主の前に力ある狩猟者であった。これから「主の前に力ある狩猟者ニムロデのごとし」ということわざが起った。(8〜9)
ノアの子たち、セム、ハム、ヤペテの系図があげられています。ハムの子孫のニムロデは「地の権力者となった最初の人」とされています。人が増えていくに従って、貧富の差が出て来ます。また、数が増えていくと、様々なことを効率的にしていくために組織ができ、またリーダー的な役割を担う人々が出てくるのです。ニムロデは狩猟者でした。狩猟をなりわいとし、多くの獲物を獲っていたのでしょう。彼は非常に力がありました。聖書は、「主の前に力ある狩猟者」と言います。最初の権力者となったニムロデの中には、自分は主の前にいるのだという意識がまだあったのでしょう。
さて、後に旧約聖書の主人公となっていくイスラエルはセムの子孫です。多くの名前が残されていますが、一人一人の詳細な人生については分かりません。ただ、神はこれらひとりひとりを覚えて下さっていました。神は私たちのことをも御心にとめていてくださいます。
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