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創世記 8章1〜22節 2015年2月4日 |
一月一日になって、地の上の水はかれた。・・・土のおもては、かわいていた。二月二十七日になって、地は全くかわいた。この時、神はノアに言われた、「あなたは妻と、子らと、子らの妻たちと共に箱舟を出なさい・・・」。(13〜16) 四十日四十夜の雨の後、雨は終わったのですが、水が引き始めるのには、数ヶ月の時を要します。七ヶ月後にやっと山々の頂が見え始め、それから、水がかれるのにまた二ヶ月、地が乾くのに一月半がかかっています。結局、ノアが箱舟から出ることができたのは、雨が降り始めてから一年後のことでした。箱舟の中の生活が多くの制約を伴うものであったことは想像に難くありません。
ノアはからすを放ち、またはとを放って地上の様子を見ます。はとはオリブの若葉を持って帰ってき、また次の時にはもう帰ってきません。箱舟の上から見ても地は乾いています。しかし、ノアはなお神の言葉を待つのです。どんなに外に出たくても、神の言葉を待つのです。そして二月十七日、神は箱舟を出なさい、とおっしゃいます。箱舟を出たノアたちはまず燔祭(火で焼いたささげもの)を神の御前にささげ、感謝の礼拝をしたのでした。
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