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創世記 20章1〜18節 2015年3月1日 |
神はまた夢で彼に言われた、「そうです、あなたが清い心をもってこのことをしたのを知っていたから、わたしもあなたを守って、わたしに対して罪を犯させず、彼女にふれることを許さなかったのです・・・」。(6) アブラハムはその後、ネゲブの地に移動します。ネゲブとは現在のイスラエルの南部に広がる荒野です。アブラハムはそこでまた妻サラに、自分はアブラハムの妹だと言って欲しいと言います。神を恐れることのない地にあって、妻サラのゆえに人々が自分を殺すかもしれないと思ったからです。
アブラハムは以前もエジプトで同じような失敗をしたのですが、ここでも同じような失敗をします。私たちは「信仰の父」とも言われたアブラハムがこのような、自分の妻サラに対してもまたその地の人々にも不誠実な歩みを繰り返したことを見て、失望します。けれどもこのアブラハムの姿はまさに私たちの信仰生活の現実にもよくあることのように思います。そしてこのような不誠実な歩みにも関わらず、主はなお再び、異国の王アビメレクを罪から守り、アブラハムをあわれみ、またサラを守られたのでした。
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