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創世記 23章1〜20節 2015年3月8日 |
神は言われた、「あなたの子、あなたの愛するひとり子イサクを連れてモリヤの地に行き、わたしが示す山で彼を燔祭としてささげなさい」。(2) 神はアブラハムを呼ばれます。そして、イサクを燔祭として献げるようにと言うのです。アブラハムの寄留していた土地の宗教の中には、長子を偶像の神にささげるという習慣もあったかもしれません。しかし、聖書の神はそのようなことを求められるのでしょうか。そもそも、神が約束の子として与えられたイサクを献げるように求めるなど、極めて不可解です。これはテストでした。神はアブラハムがどれだけイサクを愛しているかをご存じでした。けれども、どんなに貴重なものであっても、それが神よりも大事なものになってしまったら、それは私たちにとっての偶像になってしまいます。
アブラハムに迷いがなかったとは思いません。神に尋ねたいこともたくさんあったに違いありません。そしてまた、彼はこのことを誰にも相談できないのです。しかし、アブラハムは「朝早く起きて」、神が示された所に出かけていきます。アブラハムは語られた神に信頼して、黙々と従って行くのです。
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