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出エジプト記 14章1〜20節 2015年6月22日 |
あなたがたは恐れてはならない。かたく立って、主がきょう、あなたがたのためになされる救を見なさい。・・・主があなたがたのために戦われるから、あなたがたは黙していなさい。(13〜14) 神はモーセとイスラエルをあえて荒野の道に導かれ、海の前に宿営させられます。そしてイスラエルの民が気がつくと、後ろからエジプトの軍隊が押し迫ろうとしていたのでした。前には紅海、後ろにはエジプトの軍勢という絶体絶命の状況の中で、イスラエルの民は恐れ、悲鳴を上げ、後ろ向きになってつぶやき、神とモーセを非難するのでした。しかし、神はしようとしておられることをご存じでした。
モーセはイスラエルの民に対して、「かたく立って、主がきょう、あなたがたのためになされる救いを見なさい・・主があなたがたのために戦われる」と語ります。私たちは時につらい状況の中で神にもつぶやきます。主は私たちのつぶやきも聞いてくださるでしょう。しかし、同時に、信仰に立つためには、いったん口を閉じて、主に信頼して、その御業を待ち望む、ということが必要な時があります。主の救いを見るとき、私たちは自らの不信仰を恥じることになるでしょう。
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出エジプト記 14章21〜31節 2015年6月23日 |
モーセが手を海の上にさし伸べたので、主は夜もすがら強い東風をもって海を退かせ、海を陸地とされ、水は分かれた。イスラエルの人々は海の中のかわいた地を行ったが、水は彼らの右と左に、かきとなった。(21〜22) さて、イスラエルの民に対して、「恐れてはならない」と語ったモーセでしたが、実際のところ、神が何をしようとしておられるかは全く分からなかったことでしょう。まさにモーセも、イスラエルの民も、また他のどんな人も、経験したことがなく、また予想もできないことを神はしようとしておられました。モーセが海の上に手をさし伸べると、強い東風が吹いて、水は分かれて、海の中に道ができ、その道の両側に水がかきとなったのでした。
そして、イスラエルの民はその乾いた道を通って向こう岸に渡ります。エジプト人たちも追ってきますが、モーセが手をまた伸べると水はもとに戻り、エジプトの軍隊は皆、おぼれ死んでしまったのでした。イスラエルは主の大いなるみわざを見ました。同じ主が私たちの歩みを共に歩んでくださいます。私たちの期待や思いをはるかに越えて、私たちを救ってくださる主に信頼したいと思います。
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