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出エジプト記 28章1〜14節 2015年8月4日 |
またあなたの兄弟アロンのために聖なる衣服を作って、彼に栄えと麗しきをもたせなければならない。(2) アロンが罪のない、人格的にもすぐれたすばらしい人物だったとは思いません。アロンがモーセの右腕のようになってモーセを支えたのは事実ですが、同時にイスラエルを非常に大きな窮地に追い込むこともありました。そして、ここで名前の上げられているアロンの四人の息子たちの中で、二人は後に、神に裁かれて死んで行きます。けれども主はそんなアロンと子どもたちを聖なる務めにつかせ、聖なる衣服を着せて、彼らに栄えと麗しきをもたせられました。そして、アロンは主の祭司としての大切な務めを担うことになります。
私たちも、今、祭司の務めを与えられています。主の御前に出て、人々のためにとりなし、また神の御声を聞いて、人々に語る務めです。そして、私たちはその務めを担うにあたって、アロンの着せられた衣にまさる「主イエス」という衣を与えられています。この聖なる衣を着せられ、主イエスが備えてくださったすばらしい救いに生かされて、私たちは主のわざに励んでいくのです。
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出エジプト記 28章15〜35節 2015年8月5日 |
アロンが聖所にはいる時は、さばきの胸当にあるイスラエルの子たちの名をその胸に置き、主の前に常に覚えとしなければならない。(29) 祭司の着るエポデの肩に当たる部分にはイスラエルの十二人の子たちの名前が刻まれていましたが、そのエポデにつけられた胸当てにも、十二部族の名前がひとつずつ彫り込まれた十二の石が、四列にしてはめ込まれていました。このようにして、祭司たちは神に近づいて、幕屋の務めをするときに、十二部族を肩に負い、胸に置いて常に覚えとしたのでした。
私たちが主を信じて救われて、キリスト者として歩んでいく中でも、私たちは主に仕える者として生きると共に、主に託されてる人々のことを覚えて、彼らのためにとりなす者として生きることが求められています。私たちはいつも彼らのことを心に覚えて神に近づかなければならないのです。
主ご自身も、私たちの名前を覚え、その手のひらに私たちの名前を刻むようにして、私たちのことを覚えてくださっています。私たちは決して忘れられることはないのです。
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出エジプト記 28章36〜43節 2015年8月6日 |
あなたはまた純金の板を造り、印の彫刻のように、その上に『主に聖なる者』と刻み、これを青ひもで帽子に付け、それが帽子の前の方に来るようにしなければならない。(36〜37) アロンが祭司としての仕事をする時には帽子をかぶらなければなりませんでした。そして帽子の前の方に来るように、純金の板がつけられており、そこには「主に聖なる者」と刻まれていました。アロンも、その後を継いでいった大祭司たちも、決して欠点のない完璧な奉仕者たちではありませんでした。しかし、彼らは主に立てられてその仕事をになっていました。彼らは主に選ばれて、特別な奉仕のために聖別され、立てられていたのです。まさにアロンがそのような資質を備えていたからというよりも、主がそのように宣言してくださったことのゆえに、聖なる者だったのであり、この板がアロンの額についている限り、アロンが携えるイスラエルの人々のささげものは主の御前に受け入れられたのでした。このようにしてアロンも、その子たちも、主に近づいて奉仕をする時には、そのための特別な衣を着たのでした。私たちも主を信じる時に、キリストという新しい衣を着せられて、主に仕えさせていただくのです。
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