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出エジプト記 19章1〜9節 2015年7月4日 |
もしあなたがたが、まことにわたしの声に聞き従い、わたしの契約を守るならば、あなたがたは・・・わたしの宝となるであろう。・・・あなたがたはわたしに対して祭司の国となり、また聖なる民となるであろう。(5〜6) イスラエルの民はエジプトを出て三月目にシナイの荒野に入り、シナイ山のふもとに宿営します。それはモーセがあの燃える柴を見て、神に近づき、神からの召命と約束とをいただいた山でもありました。神はイスラエルをエジプトから救い出してくださいました。力を比べたら、イスラエルとエジプトでは到底かなうわけがありません。しかし、神は驚くべき事をしてくださいました。そして主は、イスラエルの民を鷲の翼に乗せるようにして力強く、安全に導いてくださいました。イスラエルの民はそれを見ていたのです。
神は救い出したイスラエルの民が神の御声に聞き従い、契約を守って生きることを願っておられました。そのことによって、イスラエルの民をご自身の宝とし、またイスラエルの民が祭司の民として、全世界に主の祝福をもたらすことを願っておられたのです。そして、民もまた「われわれは主が言われたことをみな行います」と答えたのでした。
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出エジプト記 19章9〜25節 2015年7月5日 |
モーセが民を神に会わせるために、宿営から導き出したので、彼らは山のふもとに立った。シナイ山は全山煙った。主が火のなかにあって、その上に下られたからである。(17〜18) イスラエルの民は主にお会いするに先立って備えをしなければなりませんでした。また山の周囲には境界がもうけられ、軽々しく山に登ったり、触れたりしてはならないと厳命されます。
そして、備えて待ち望んだ三日目に、雷と稲妻と厚い雲の中、主が火の中にあって山に下られたのでした。シナイ山は激しく震えます。そしてイスラエルの民は、モーセが語り、神がかみなりをもって答えられるのを聞きました。
神はモーセを山に登らせ、イスラエルの民にもう一度警告し、また主に近づく祭司たちにもその身をきよめるように教えよ、とおっしゃいます。モーセは、一度言ったのですから、その必要はないでしょう、と答えるのですが、主はあえてモーセをもう一度、山から下らせられたのでした。聖なる神に近づくと言うことはそれほどまでに恐れ多いことです。私たちは、主イエスのあがないのゆえに、この主なるお方に、喜んで近づくことが許されているのです。
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