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ヨブ記 41章1〜34節 2017年5月3日 |
だれがわたしの前に立つことができるか。だれが先にわたしに与えたので、わたしはこれに報いるのか。天が下にあるものは、ことごとくわたしのものだ。(10〜11) 主は、続いて「わに」(新改訳・新共同訳では「レビヤタン」、水中の怪獣を指すと言われている)について論じられます。これは非常に強い水中生物で、やりやもり、弓矢や石や棍棒でさえも用をなしません。その全身は非常に美しく均整がとれています。鋭く堅い歯を持ち、一度かみついたら離すことはありません。まさに全く敵なしと思われるような動物・・・どんな高き者をもさげすむ「すべての誇り高ぶる者の王」です。しかし、それもまた主が創造されたものであり、主がそのような力を与えられたのです。すべてのものが神から出ており、また神が与えられたものなのです。
「天が下にあるものは、ことごとくわたしものだ」と主はおっしゃいます。ヨブは、神のしておられることが理解できない、神は自分に説明すべきだと、息巻いていたのですが、ある意味、神が説明してくださったとしても、私たちの小さな頭では理解できないことでしょう。そして私たちも、その生涯もみな神の知恵の中にあるのです。
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