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ヨブ記 13章1〜28節 2017年4月5日 |
しかしなおわたしはわたしの道を彼の前に守り抜こう。これこそわたしの救となる。神を信じない者は、神の前に出ることができないからだ。(15〜16) ヨブの発言が続きます。ヨブの友人たちがヨブを責め立てる言葉、その勧めは教えられるまでもなく知っていることです。ヨブの友人たちは、ヨブの苦難の原因はヨブの罪にあるという見立てをして、その苦難からの救いを得るために、何かは分からないまでもヨブの中にある罪を悔い改めるように勧めます。そして、ヨブが彼らの勧めに従って悔い改めるなら、彼の病は癒され、彼の豊かさも回復すると言うのです。しかし、ヨブは彼らは「無用の医師」だと言うのです。
ヨブは神と論じたい、と言います。自分に罪があるななら示してほしい。もちろん、ヨブは喜んで悔い改める準備ができています。彼の苦しみは、自分に心当たりがないのに、神がみ顔を隠しておられるように見えることです。ただ、深い絶望の中にあっても、ヨブは神を信じ、神の前に真実な歩みをする決断をしています。苦しみの中にあってもヨブは自暴自棄になって、罪の道に走るということなく、神に信頼し、神が救いを与えて下さることを待ち望んでいるのです。
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