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ヨブ記 31章1〜40節 2017年4月23日 |
ああ、わたしに聞いてくれる者があればよいのだが、(わたしのかきはんがここにある。どうか、全能者がわたしに答えられるように。)ああ、わたしの敵の書いた告訴状があればよいのだが。(35) ヨブはいろいろな苦しみの中で、なぜこのような苦しみが自分に臨むのだろうかと思い悩んだことでしょう。そして、友人たちに言われるまでもなく、こんなに大きな苦しみの中に置かれるとは、自分の中に何か間違ったことがあったのだろうかということを問うたかも知れません。もし、そうであったら、自分がこのような大きな苦しみを経験したとしてもやむを得ないでしょう。けれども、ヨブは間違ったことをしていませんでした。また、なすべきことを知りながらしなかったということもありませんでした。ヨブの友人たちはヨブが罪を犯していたに違いないとヨブを断罪しました。けれども、ヨブには全く心当たりがないのです。
ヨブは、聞いてくれる者を求めています。自分がこのような災いの中を通ることを許しておられる神に答えていただきたいと願っています。まだ神は沈黙しておられます。ある意味、ヨブが語り終わるのを待っておられたのかもしれません。
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