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ヨブ記 18章1〜21節 2017年4月10日 |
悪しき者の光は消え、その火の炎は光を放たず、その天幕のうちの光は暗く、彼の上のともしびは消える。その力ある歩みはせばめられ、その計りごとは彼を倒す。(5〜7)
エリパズに引き続いてビルダデも二回目の発言をします。ヨブが自分たちの言葉を受け入れず、罪を認めず、自分は罪のゆえに裁かれているのではなく、ゆえなく苦しみにあっていると主張し続ける中で、ビルダデもまたいらだちを深めています。
そして、悪しき者のたどる末路について語ります。悪しき者は光が消え、その力を失う。彼はわなに捕らわれ、四方から恐れが彼を囲む。皮膚は病によって食い尽くされ、その財産は奪われてしまう。彼の子どもたちも倒れて一人も生き残る者はいない・・・。ヨブ、それはまさにあなたの姿ではないか。ビルダデが言いたいこともそこにあります。つまり、ヨブがこれだけひどい災難に会っているということは、ヨブがそれだけ罪深いからだ、あなたは神を知らない、あなたは悪しき者だ、というのです。
悪しき者の光は消え・・・というのは一面の真理を表しています。確かに、神を恐れないのは、恐ろしいことです。しかし、それはヨブの苦しみを理解することにつながりませんでした。
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