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ヨブ記 17章1〜16節 2017年4月9日 |
どうか、あなた自ら保証となられるように。ほかにだれがわたしのために保証となってくれる者があろうか。(3) ヨブの言葉が続きます。ヨブの苦しみは単に肉体的なものではありませんでした。肉体的な苦しみだけでもそれは尋常なものではありませんでした。しかし、それと共に、ヨブのことをあざける人々がヨブの周りにいて、ヨブは民の笑い草にされていました。ヨブは非常に多くの財産を持ち、また神の祝福にあずかっていましたから、ヨブのことをやっかむ人々も多くいたことでしょう。そしてヨブがすべてを失った時、そういった人々はヨブをさんざんあざけり、勝ち誇ったことでしょう。
多くの人々が自分を見捨て、理解してくれないようなことがあっても、たとえば友人たちが自分を理解してくれる、家族が自分を分かってくれるということでしたら、まだよいでしょう。しかし、ヨブは自分の友からも断罪されていました。そのような中で、ヨブは神に向かって「あなた」と呼びかけます。そして神が自分を理解し、自分のことを保証してくださるというところに望みを置きます。誰が見捨てても、誰にも理解されなくても、自分を理解し、支えてくださるお方がいてくださる。ヨブはそのようなお方として神を仰いだのでした。
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