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ヨブ記 5章1〜27節 2017年3月28日 |
見よ、神に戒められる人はさいわいだ。
それゆえ全能者の懲しめを軽んじてはならない。(17) エリパズの言葉が続きます。彼は言うのです。自分だったら「神に求め、神におまかせする」。ヨブに言わせれば余計なお世話でしょう。エリパズはヨブに対して、あなたは神に戒められ、全能者に懲らしめられているのだ、と言います。そして、言ってみれば、ヨブに悔い改めを勧めるのです。あなたが主の懲らしめをしっかりと受けとめて、神に帰るなら、神はあなたを包み、いやし、災いから免れさせ、もう一度祝福を満たしてくださるというのです。
しかし、ヨブの場合、何か間違ったことをしたので、その罰として、また何か間違った行いを戒めるために、苦難に遭わせられているということではありませんでした。確かにエリパズの言葉はとてもやさしく正しいように思えます。しかし、実はヨブを断罪し、責め立てる言葉でした。エリパズは自分の言葉に酔っているようにさえ思えます。ですからヨブは、エリパズの言葉から慰めを得ることはできませんでした。
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