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ヨブ記 11章1〜20節 2017年4月3日 |
彼は卑しい人間を知っておられるからだ。
彼は不義を見る時、
これに心をとめられぬであろうか。(11)
ヨブの友人たちの三人目が登場します。ナアマ人ゾパルです。ここでも先の二人と同じように、ゾパルはヨブが罪を犯したためにこのような苦しみに遭うのだと言います。それどころではありません。あなたがあっている苦しみも、あなたの犯した罪に比べたら軽すぎるくらいだ、と言うのです。
そしてまたゾパルは、神は人間の不義に心をとめ、それに報いられるというのです。そしてヨブに対して、自分の不義を離れて心を正しくするようにと勧めるのでした。
ただ、言ってみれば、苦しみのないところにいるゾパルは、自分には不義はない、ヨブには不義があると言うところで話をしています。つまりヨブは相当悪いことをしているのだ、と一方的な上から目線でヨブを裁くのです。ですから、悔い改める者に与えられる神の恵みを語っても全く慰めの言葉にならないのです。
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