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ヨブ記 34章1〜37節 2017年4月26日 |
それであなたがた理解ある人々よ、わたしに聞け、
神は断じて悪を行うことなく、
全能者は断じて不義を行うことはない。(10) ヨブは確かにここまでのやりとりの中で、自分の正しさを主張しました。それは三人の友人たちに、ヨブが罪深いからこのような試練の中に置かれるのだと断定されてしまったからということもあったでしょう。しかし、友人たちに、そんなことはない、自分が経験している苦しみは自分の罪の報いではない、そもそも、自分は罪を犯していないのだから、と主張していくなかで、ヨブはいつの間にか、間違っているのは神の方だと言うほどの勢いになってしまっていました。ヨブはある意味、冷静になる必要があっただろうと思います。
エリフは、神は悪を行われないし、その正しい裁きを曲げられることはない、と語ります。確かに、私たちの身に様々な試練が襲ってくることがあります。しかし、私たちはどのような中にあっても正しいお方がいてくださること、私たちのために正しい裁きを行ってくださるお方がいてくださることを覚えて、このお方に頼るのです。
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