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ヨブ記 29章1〜25節 2017年4月21日 |
わたしは目しいの目となり、足なえの足となり、貧しい者の父となり、知らない人の訴えの理由を調べてやった。(15〜16) ヨブはかつて主が自分の生涯を豊かに祝福してくださっていた日々のことを思い起こします。ヨブの頭の上にはともしびがあって、その神の光によって歩んでいました。神の親しみ、その臨在の中にヨブは生きていました。身分の高い者たちもまたヨブに対して敬意を表していました。しかし、ヨブは決して高貴な人々とだけ交わり、自分に与えられた富や豊かさを自分のためだけに使ったのではありませんでした。
ヨブは他の人々を見下げるというのではなく、かえって、様々な弱さや困難の中にいる人々と関わりました。貧しい人、みなしご、助ける人のない者、目の不自由な人、足の悪い人、希望を失っている人・・・ヨブはそのような人たちと交わり、彼らを支え、励まし、助けたのでした。それがヨブの生き方でした。そして、そのようなヨブによって、どれだけの人たちが救われ、また望みを取り戻したか分かりません。私たちはどのような生き方をしているでしょうか。
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