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ヨブ記 15章1〜35節 2017年4月7日 |
人はいかなる者か、どうしてこれは清くありえよう。
女から生れた者は、どうして正しくありえよう。見よ、神はその聖なる者にすら信を置かれない(14〜15) ヨブのもとに来た三人の友人、エリパズ、ビルダデ、ゾパルとの対話は二巡目に入ります。またエリパズが口を開きます。しかし、友人たちの語気はますます荒くなっていきます。そして、ヨブのことを一方的に激しい言葉で断罪します。「あなたは神を恐れることを捨てているし、祈ることをやめている。あなたは生意気だ。慰めややさしい言葉を語ってあげたのにいい気になっている。私が語ることを黙って聞け。私が先祖の時代からずっと手渡されてきた知恵を語るから」と言うのです。そして、エリパズがヨブに語った知恵とは、悪しき人は一生もだえ苦しみ、神を信じない者にはよいことがなく、裁きの下に置かれる、というものでした。
そして、エリパズは、人間は清くなどあり得ない、神は聖なる者にすら信を置かれないと断言します。しかし、神は私たちがきよく歩むことを願っておられますし、神は欠けのある私たちをもなおも信頼してくださるお方なのです。
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