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ヨブ記 14章1〜28節 2017年4月6日 |
あなたがお呼びになるとき、わたしは答えるでしょう。
あなたはみ手のわざを顧みられるでしょう。(15) なおヨブの発言が続きます。私たちの地上の生涯は短く、また悩みに満ちたものかもしれません。私たちの生涯は永遠ではありませんし、無限ではありません。神は無限のお方ですが、私たちは有限の存在です。また木は枯れたように見えたとしても春になると芽を出しますし、また切られてしまっても新しい芽が出てきたりします。ただ人間は死んでしまったら生き返ることはありません。ある意味、死は私たちの全ての望みを絶ち切ってしまいます。ヨブも死を覚悟しています。
ただ同時に、死ねば消え去るしかないような自分のことを神が呼んでくださるときが来ることをヨブは知っているのです。自分は神によって造られたもので、主は自分のことをやがて顧みてくださる。苦しみの中で、ヨブは、その苦しみが罪の結果であるとか、罪に対する神の怒り・裁きであるという指摘に向き合います。確かにそのような場合もあるでしょう。しかし、ヨブは、死の向こうにある復活の朝を待ち望むのです。。
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