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ヨブ記 12章1〜25節 2017年4月4日 |
安らかな者の思いには、
不幸な者に対する侮りがあって、
足のすべる者を待っている。(5) ヨブはまた口を開き、ゾパルに対して答えます。ヨブの友人たちは知恵の言葉を語ってヨブを正しく導こうとしています。けれどもヨブは彼らが持っている知恵は同じように持っているし、ある意味、彼らよりも正しい生き方をしていました。ところがヨブは人々の物笑いになっていました。
ヨブは言います。「安らかな者の思いには不幸な者に対する侮りがある」。私たちは苦難の中にあったヨブの言葉を厳粛に受けとめる必要があります。たとえば、いろいろな病気や困難の中にある人に対して、「かわいそう」「気の毒」と思う思いの中には、自分はそうでなくてよかった、という思いがあることがあります。だから「かわいそう」と言われた方はとても傷つきます。上から目線であわれまれているような気持ちになるからです。ヨブは神がどんなに力があるかを知っています。彼の権威と主権を知っています。だからこそヨブは悩むのです。
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