バックナンバー
|
ヨブ記 38章1〜41節 2017年4月30日 |
この時、主はつむじ風の中からヨブに答えられた、
「無知の言葉をもって、
神の計りごとを暗くするこの者はだれか。(1〜2) ヨブはその苦難の中にあっても罪を犯すことはありませんでした。しかし、三人の友人たちは勧善懲悪の神観から、ヨブがこのような厳しい苦難にあうのはヨブがよほどひどい罪を犯したに違いない、とヨブを糾弾します。ヨブは自分が苦しみにあっているのは罪のゆえではないと、自分がいかに正しかったかを主張し、またなぜ自分がこのような苦しみにあうのは理解できないと、神に対して直接答えを求めました。エリフの発言の間はヨブは言葉を挟みません。ある意味、エリフの言葉を聞きながらヨブは少しずつ冷静さを取り戻していったのかもしれません。
そしてついに、神ご自身がヨブに語りかけられます。そして神が造られた世界について一つずつ問われます。ヨブはあまりにも無知であり、あまりにも無力です。しかし、ヨブが分からなかったとしても、神はヨブのためにちゃんとご計画をもっておられたのです。
|
|
|